女子準々決勝・松茂対羽ノ浦 ゴール下でリバウンドを奪い合う選手=松茂町総合体育館
 

 第12回徳島新聞社杯兼第40回県ミニバスケットボール選手権(県バスケットボール協会、徳島新聞社主催)第3日は1日、松茂町総合体育館で女子の3回戦と準々決勝の計12試合が行われた。県新人戦1、2位の北島と羽ノ浦(阿南市)をはじめ、富岡(同)、撫養(鳴門市)の4強が出そろった。

 第4日の7日は、松茂町総合体育館で男子の3回戦と準々決勝の計12試合を行う。

   5年生がけん引

 6年生がいない堀江(鳴門市)は5年生が中心となってチームを引っ張る。低学年

 

が半数を占めるため、平均身長は低いものの、持ち味の豊富な運動量や機動力を生かして松茂に挑んだ。

 川畑優月主将=堀江北小5年=や古川絵菜さん=同=らが攻守の中心になってゲームをつくった。粘り強いプレーを見せたがシュートを決めきれず、前半、後半とも及ばなかった。古川さんは「相手が強くて、いい動きができなかった」と悔しさを見せた。

 川畑主将は「6年生になる来年の大会までにメンバーを増やし、みんなでうまくなれるように主将としてチームを支えたい」と誓った。

   親友でライバル

 

 上八万の石井百花主将と八万南の石川夕月主将は上八万小6年のクラスメート。家族ぐるみで旅行する親友が3回戦で顔を合わせた。

 小3のときに徳島市内のミニバスケ教室で2人はプレー。石川主将は兄の後を追って八万南に入った。ライバルになったが、学校の体育では一緒にプレーしたり、プロバスケの試合を見た感想を言い合ったり。この日は手の内を知り合う者同士、激しくボールを奪い合った。

 勝ち進んだ八万南は準々決勝で敗退。石川主将は「『次も勝って』と百花ちゃんに言われていたので悔しい。もっとドリブルがうまくなりたい」。石井主将は「攻守でレベルアップし、八万南にリベンジしたい」。共に成長への意欲を見せた。