海陽町日比原の井上神社で1日、勇壮な「暴れみこし」が近くの宍喰川へ繰り出す伝統の夏祭りがあり、住民や見物客でにぎわった。
白装束姿の住民8人が約200キロのみこしを担いで神社を出発。「ちょうさじゃ、ちょうさじゃ」と威勢の良い掛け声を上げながら宍喰川を渡り、対岸の御旅所を目指した。水中では、みこしを回したり、揺らしたりして家内安全や豊作を祈願した。
地元の小学生らが神社周辺を練り歩く「子どもみこし」や餅投げもあった。
子どもみこしを担いだ宍喰小5年の田中利宗君(10)は「暴れみこしは迫力がすごい。いつか自分も担げるようになりたい」と話していた。