ゆるキャラの日本一を決める「ゆるキャラグランプリ2015」(実行委主催)のインターネット投票が17日、始まった。県内からは昨年より7体少ない15体がエントリー。各陣営は着ぐるみでイベントに参加したり、インターネットの交流サイトで情報発信したりとPRに躍起だ。

 イベント公式サイトや参加団体によると、今年は県内から文ちゃん(文化の森スクール)、はちべぇ(マルハチ商事)の2体が初出場した。17日午後5時時点、大鳴門橋開通30周年を追い風に、うずしおくん・うずひめちゃん(鳴門市)が暫定68位と、県勢のトップを走っている。

 各陣営の集票活動が熱を帯びており、トクシィ(徳島市)は、市が毎週火、水曜の昼休みに市役所でトクシィへの投票を呼び掛ける庁内放送を開始。ポンスター(小松島競輪)は名刺を初めて作り、着ぐるみが日和佐うみがめまつりなど各種イベントに参加して来場者に配っている。

 一方、昨年出場した22体のうち、県内最高の14位だったすだちくん(徳島県)を含む9体がエントリーを見送った。このため、グランプリが本格的に始まった2011年以来、県内の参加数が初めて減少に転じた。

 すだちくん以外の前回の県勢の主な順位は、うだつまる(美馬市観光協会)が54位、ヨッピー・ピッピー(吉野川市)が144位、うずしおくん・うずひめちゃん(鳴門市)が165位だった。

 県は、すだちくんに応援依頼のあった9体を写真入りで紹介するチラシを2万部作製。すだちくんがイベントなどで配布し、側面支援する。

 投票は11月16日まで。今回は国内外から過去最多の1715体が出場している。