徳島県は17日、徳島市の阿波踊り期間中(12~15日)の観光施設21カ所の人出をまとめた。4日間の合計は18万4780人で、前年(17万8813人)を3・3%上回った。天候の大きな崩れがなかったことや曜日配列の良さもあり、半数以上の12施設で前年より客足が伸びた。

 県観光政策課によると、最も人出が多かったのは吉野川ハイウェイオアシス(東みよし町)で3万5457人。次いで渦の道(鳴門市)の2万1752人、あすたむらんど徳島(板野町)の1万8351人となった。

 前年比で大幅に伸びたのは、海洋自然博物館マリンジャム(海陽町)。台風11号の影響を受けた昨年の反動もあって111・8%増えた。このほか、神山森林公園イルローザの森(神山町)55・6%増、祖谷のかずら橋(三好市)11・7%増など、11施設でも前年を上回った。

 一方、貝の資料館「モラスコむぎ」(牟岐町)は21・5%減、阿波十郎兵衛屋敷(徳島市)は11・6%減、妖怪屋敷・石の博物館(三好市)は11・0%減など、屋内施設で落ち込みが目立った。

 地域別でみると県南部37・3%増、県西部3・5%増、県東部2・3%増と全域で伸びた。