大分戦後、サポーターとチャントを歌う山﨑=6月30日、鳴門ポカリスエットスタジアム

 サッカーJ2徳島ヴォルティスは2日、FW山﨑凌吾(25)のJ1湘南ベルマーレへの完全移籍を発表した。今夏の他チームへの主力の移籍はDF大﨑玲央(26)=J1ヴィッセル神戸=に続いて2人目。FWの柱となっていただけに、後半戦での巻き返しに向けて攻撃力の低下が懸念される。

 山﨑は岡山県出身。福岡大在学中の2013、14年にJ1サガン鳥栖に特別指定選手として登録され、卒業後の15年に鳥栖に加入した。16年に徳島へ期限付き移籍し、翌年の17年に完全移籍した。16年は40試合に出場し5得点だったが、17年に急成長。187センチの長身を生かした空中戦の強さや、相手守備の裏を狙うスピード、周囲を生かしたチャンスメークなどでチームをけん引した。FW渡大生=現・J1サンフレッチェ広島=との2トップで得点を量産して、チームの躍進に貢献し、34試合で自己最多の14得点をマークした。

 けがで出遅れ、初ゴールは5月6日となったものの、最前線で存在感を発揮。今季は18試合でチーム2位の3得点を記録した。徳島で最後の試合となった6月30日の大分戦での得点が「惜別のゴール」となった。

 山﨑は、7月3日のチーム練習前に徳島スポーツビレッジで、訪れたファンにあいさつする。

 山﨑はクラブを通じて「このたび、湘南ベルマーレに移籍することになりました。シーズン途中にチームを離れることを大変申し訳なく思っていますし、本当に悩みました。いろいろなことを考えた中でこのチャンスに挑戦したいという思いが強く、J1でチャレンジすることを決めました。また、再びJ1の舞台でプレーできるチャンスを頂けたのは徳島ヴォルティスというチームでプレーしていなかったらできなかったと思っています。それほど、徳島ヴォルティスでは成長させていただきました。

 そして何より、チームがどのような状況でも変わらず応援してくださったファン・サポーターのみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。『山﨑チャント』が本当に大好きでした。徳島ヴォルティスクラブ関係者、ファン・サポーターの皆さま、監督、スタッフ、選手、徳島ヴォルティスに関わる全ての皆さまに、J1で活躍する姿を見せることが僕にとって出来る恩返しだと思います。2年半という短い期間でしたが、本当にありがとうございました」とコメントを発表した。