鳴門市撫養町の妙見山公園に19日、広島市の「被爆桜」の苗木が植えられた。徳島ユネスコ協会が戦後70年の記念行事として行った。
会員と徳島科学技術高校(徳島市)、阿南工業高校(阿南市)の生徒ら約20人が出席。小雨がぱらつく中、生徒たちは高さ約1メートルの苗木の根元にシャベルで土をかぶせた。
被爆桜は、原爆が投下された広島市の爆心地から約1キロ離れた市役所の敷地内にあったソメイヨシノ。苗木は接ぎ木で育てられた「2世」で、被爆樹木を守り育てる活動を続ける同市の市民団体「グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ」が同協会に贈った。
参加者は植樹に先立ち、広島市を訪れ、平和記念公園や同市役所にある被爆桜の親木を見学した。徳島科技高2年の廣永梨帆さん(17)は「大きく育ってほしい」と話していた。
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