二科展デザイン部で入選した(右から)板東さん、篠原さん、田中さん、粟飯原さん=徳島市の城南高校

 デザイン作品の公募展としては国内最高峰の「第100回記念二科展デザイン部」の自由テーマ・イラスト部門で、城南高校美術部員4人の作品が入選した。同校は2013年に2人、14年に5人が入選しており、3年連続の複数入選。4人は「今後の創作の励みになる」と喜んでいる。
 
 4人はいずれも3年の板東未記さん(18)、篠原愛莉さん(18)、田中綾乃さん(18)、粟飯原早希さん(17)。板東さんと粟飯原さんは2年連続で入選した。
 
 板東さんは、スマートフォンに熱中するあまり体がスマホになってしまった女の子をユーモラスに表現した。動物の擬人化に挑戦した篠原さんは、猫の女王様とウサギの召し使いを柔らかいタッチで描いた。
 
 田中さんは口や目、首などあらゆるところに宝石を配置した「欲張りな化け物」を迫力ある構図で表現した。粟飯原さんの作品は人間と動植物の共生がテーマ。木になった少女の頭にキツネやサルなどがすむ様子を描いている。
 
 4人を含む同校美術部員8人は平日4時間、休日は11時間、制作に取り組んでいる。副部長の板東さんは「それぞれの個性が認められたと思う。自信になる」と笑顔を見せ、顧問の神吉廣純教諭(54)は「各部員の日頃の頑張りが報われた」と健闘をたたえた。
 
 自由テーマ・イラスト部門には586点の応募があり、102点が入選した。二科展は9月2~14日、東京・国立新美術館で開かれる。