試合後に握手する平島ドリーム(左側)とファルコンの選手=ウランバートル(訪問団提供)

試合後に握手する平島ドリーム(左側)とファルコンの選手=ウランバートル(訪問団提供)

 阿南市那賀川町の少年野球チーム「平島ドリーム」が22日、モンゴルの首都ウランバートルで開幕した少年野球大会に出場し、旧那賀川町が中心となって建設した国立野球場で、地元チームと交流試合を行った。

 平島は地元の「ファルコン」と対戦。慣れない環境の中で前半にリードを許し、後半は追い上げたが8-9で惜敗した。両チームは試合前に合同練習をして交流を深めた。

 菱井宥輝主将(11)=平島小6年=は「モンゴルのチームはよく打って強かった。町が造った球場で試合ができてうれしかった」と話していた。23日も地元の2チームと試合を行い、24日に帰国する。

 阿南市は、旧那賀川町時代の1991年から野球道具を贈るなどモンゴルと交流を続けている。96年に造った国立野球場が、周辺の開発が進んで存続が危うくなり、モンゴル野球連盟が野球への関心を高めようと大会を計画。阿南市などでつくる野球のまち阿南推進協議会が、選手10人を含む訪問団18人を派遣した。