鳴門市大津町吉永の農業赤澤彰さん(59)のレンコン畑(40アール)で、カミツキガメ(甲長約15センチ)が見つかった。凶暴性があり、かみつかれると大けがをする恐れがある。周辺で繁殖している可能性があり、専門家は注意を呼び掛けている。
10日ごろ、食害防止用の網に掛かっているのを赤澤さんが見つけ、17日にJA大津松茂に運んだ。
カメに詳しい愛知学泉大の矢部隆教授によると、甲羅の形状などから2、3歳の幼体とみられる。見た目の状態からみて、ペットとして飼われていた可能性は低い。
カミツキガメは日本への輸入や飼育が制限される特定外来生物に指定されている。
赤澤さんによると、2012年5月以降に2回、畑で成体とみられる同種のカメが見つかっている。矢部教授は「繁殖しているとすれば、別のカメが周辺にいる可能性もある」と話している。