鳴門教育大の学生(左)からバイオリンの弾き方を教わる児童=徳島市の内町児童館

 徳島市の内町児童館が毎月開いている子ども向けのイベント「バイオリンの日」が人気だ。鳴門教育大の学生がボランティアで演奏を教えており、「気軽にバイオリンに触れられる」と、開始から1年たった今も毎回定員を超える申し込みがある。

 イベントは、子どもたちに音楽に親しんでもらおうと、児童館が同大の学生でつくるフィルハーモニー管弦楽団に講師を依頼した。2014年8月から毎月1回、土曜日に開かれ、学生10人前後が指導している。定員は15人で、バイオリンは近くの内町小学校から借りている。

 7月18日には、学生12人が5~9歳の15人にバイオリンの持ち方や音の出し方などを指導。児童は最後に学生と共に童謡「きらきら星」を演奏した。管弦楽団による演奏会もあった。

 ほぼ毎回参加している内町小3年の中川七香さん(9)は「だんだん弾けるようになってきて楽しい。これからも参加したい」とうれしそうだった。

 普段あまり触れることのない楽器が演奏できる上、学生の丁寧な指導も好評。毎回20人程度の申し込みがあり、キャンセル待ちが出ている。

 楽団の大里尚央さん(24)=鳴門市鳴門町高島、同大大学院2年=は「一生懸命取り組む子どもたちの姿に刺激を受けている。少しでも多くの児童に音楽に親しんでもらえるよう、長く続けていきたい」と話している。