障害がある人たちのメッセージを届ける詩の朗読会「第3回やまびこの詩」が23日、徳島市のふれあい健康館であり、約100人が聞き入った。
応募のあった42編から選ばれた15編を、実行委員や大学生、県内朗読サークルのメンバーが読み上げた。
どれも障害者のありのままの思いが込められ、「普通に笑顔で話しただけで人はそれを前向きと呼ぶ(中略)障害に甘えるのも跳ね返すのもやめにしてどうせなら大きな夢をみればいい」など力作ぞろいだった。来場した作者へのインタビューや手話ゲームもあった。
阿波市の障害者支援施設で車いすで暮らす正木和代さん(46)は希望をテーマにした詩が採用された。「自分の詩を発表してもらえるのは本当にうれしい。来年も頑張りたい」と話した。