文部科学省は25日、小学6年と中学3年の全員を対象に、4月に実施した2015年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。徳島県内の公立学校の平均正答率は、小6の国語、算数それぞれのB問題と、中3の数学A問題が全国平均を上回った。総合順位は、小6が前年度の42位から27位に浮上。中3も前年度の31位から29位に上がった。
県内の公立学校は、小学6年の全国順位が理科を除いた全ての問題で前年度より上昇した。最も良かったのは算数Bの15位(前年度43位)。次いで国語Bが21位(38位)、算数A30位(38位)、国語A39位(44位)。理科は36位だった。
中3は順位の変動幅が少なかった。数学Aが10位(14位)に上がり、国語Bは39位(34位)に下がったが、国語Aは29位(29位)、数学Bは33位(34位)とほぼ横ばい。理科は29位だった。
問題別の平均正答率は、知識の活用力を問うB問題で、小6の国語が66・1%(全国平均65・4%)、算数が45・5%(45・0%)。中3は国語64・3%(65・8%)、数学39・9%(41・6%)だった。
基礎的な知識を問うA問題は、小6の国語が68・5%(70・0%)、算数が74・6%(75・2%)。中3は国語75・7%(75・8%)、数学65・4%(64・4%)となった。
理科は、小6が59・7%(60・8%)、中3は52・4%(53・0%)で、いずれも全国平均を下回った。
県内では国公私立271校(小学校181校、中学校90校)の約1万3300人が参加。このうち公立では265校(小学校178校、中学校87校)の約1万2300人がテストを受けた。
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