徳島県は13日、10歳未満~80代の男女162人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者数が150人を超えるのは、3月19日以来25日ぶり。前週の同じ曜日より71人多く、増加傾向が顕著となっている。新たにつるぎ高校(つるぎ町)と事業所でクラスター(感染者集団)が発生した。
つるぎ高では、7~12日の検査で生徒6人とその同居家族3人の感染が判明した。生徒6人は同じ屋外の運動部に所属している。7日にクラスターに認定された部活動との関連性はない。
事業所では、2~12日の検査で職員22人と同居家族1人の感染が分かった。職員は職場や寮などで接触していた。
これまでに判明していたクラスターでは、6例で新たに計9人が感染した。
学校関係の感染者は小学生18人、中学生3人、高校生7人、大学生1人、大学院生1人、専門学校生1人と、小学校、高校、大学の教職員がそれぞれ1人。未就学児も19人いた。
80代男性が中等症で酸素吸入を受けている。150人が軽症、11人が無症状。
13日時点で37人が入院しており、病床使用率は14・1%、重症者用病床の使用率は8・0%。748人が自宅療養している。県内の感染者は累計1万7450人となった。