ブドウの栽培が盛んな吉野川市川島町の学地区で観光ブドウ園がオープンし、家族連れらが一足早い秋の味覚を楽しんでいる。
地区の農家13戸でつくる学観光ぶどう組合が2カ所の農園を開放。加藤利行さん(67)の農園(20アール)では、濃い紫色で大粒の種なし品種「ニューベリーA」が鈴なりになっており、来園者ははさみで収穫し、早速味わっていた。近くの岩瀬瑠音君(8)=学島小2年=は「甘くておいしい」と喜んでいた。
組合によると、梅雨期以降の天候に恵まれたため、糖度が上がり甘みが強いという。入園料は中学生以上千円、5歳以上700円。入園券は学駅前の案内所で販売している。問い合わせは組合<電0883(25)4591>。
同市山川町三島の「観光山川ぶどう園」もオープンしている。両園とも営業は9月下旬まで。