スタッフ(左)に教わりながらハンカチを染める参加者=上板町泉谷の「技の館」

 県の「とくしま藍推進月間」(7月)に合わせ、上板町泉谷の体験型観光施設・技の館は3日、来館者に作ってもらった藍染ハンカチで館内を埋め尽くすイベントをスタートさせた。展示最終日の22日は、県内の藍染作家が作品を展示即売する「藍マルシェ」を開き、藍の染料・すくも生産日本一の町をPRする。

 来館者は、絞り染めなど6種類から好きな染め方を選び、スタッフの指導で45センチ四方の藍染ハンカチを作った後、1階玄関ホールの天井や壁面に張ったロープにつるす。費用は通常の体験料金(800円)から3割引きの560円。

 展示は4日からで、藍染ハンカチ200~250枚が目標。持ち込みは不可。

 出来上がった作品は、藍染を研究する四国大生活科学部の有内則子准教授や町内の藍染作家らが審査し、最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作5点を選ぶ。各賞には5千円~1万円分の藍染作品などが贈られる。

 22日の藍マルシェは午前10時から午後4時まで。作品展示や即売会、藍染体験など10ブースが設けられる。

 問い合わせは技の館<電088(637)6555>。