海外での効果的な販売戦略を学ぶ「食品輸出マーケティング・スクールin徳島」(ジェトロ徳島など主催)が27日、徳島市の徳島経済産業会館で始まった=写真。28日まで。
県内の食品会社や製薬会社、金融機関などから14人が参加した。流通経済研究所(東京)の加藤弘之主任研究員が講師を務め、マーケティングに関する考え方や戦略の立て方について解説。「売れるモノと、良いモノは別」「顧客の真のニーズを知ることが必要」などと指摘した。
この後、事例を基に販売戦略を検討した。みそかしょうゆをフランス、シンガポール、香港のいずれかに輸出する想定で、商品の特長や各国のデータを見ながら商品や輸出国を選び、どのように販売していくかを考えた。
28日は市場調査や情報収集の手法について学ぶほか、海外展開している県内企業の関係者からノウハウや課題などを聞く。同スクールはジェトロが昨年度から全国各地で始めており、徳島での開催は初めて。