新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、徳島新聞「あなたとともに~こちら特報班」が、公式LINE(ライン)登録者にアンケートしたところ、未接種者のうち42%が「副反応が怖い」と回答した。国や自治体に対し、ワクチンの副反応など接種のリスクに関する情報発信を求める声も相次いだ。
アンケートは13~15日に実施。回答した201人のうち、66人が「3回目接種を受けていない」と答えた。複数回答で理由を尋ねたところ、「副反応が怖い」に次いで「オミクロン株は重症化率が低いため」「居住自治体で接種が始まっていない(接種券が届いていない)」が、それぞれ18%あった。
中には「緊急認可され安全性に疑問がある。(ワクチン接種者が感染する)ブレークスルー感染も多発している」(阿南市、30代女性)などと、リスクを不安視したり、効果を疑問視したりする声が複数あった。「副反応で学校を休みたくないのに、金曜や土曜の予約が取れない」(吉野川市、10代以下女性)、「繁忙期で仕事を休めない」(徳島市、40代女性)と、スケジュールの都合が付かないという意見もあった。
一方、「3回目接種を済ませた」と答えた135人に理由を聞くと、「自身の感染リスクを下げるため」が88%で最も多かった。「家族や周囲の人への感染リスクを下げるため」が85%、「感染時の症状や後遺症を緩和するため」が55%と続いた。
国が検討を進めている4回目接種については、半数近くが「現役世代も含め接種を進めるべき」と回答。「4回目接種は必要ない」(21%)、「高齢者らに対象を絞るべき」(15%)との声も一定数あった。
国などへの要望では、健康被害など接種のリスクに関する正確な情報発信を求める声が目立った。職場や学校の付近など、居住地以外の自治体でも接種できる体制の整備を求める意見もあった。
県によると、13日時点の3回目接種率は18~64歳の現役世代で42・8%、65歳以上の高齢者は86・2%となっている。
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