徳島大は28日、常三島キャンパスの総合科学部と工学部を改組し、生物資源産業学部と理工学部、総合科学部を置く学部再編が文部科学省から認可されたと発表した。認可は27日付。来年4月の始動に向け、施設整備などを進めていく。
再編後の学科、コースは≪別図≫の通り。新設の生物資源産業学部(定員100人)は、生物資源産業学科に「応用生命」「食料科学」「生物生産システム」の3コースを設ける。微生物や培養細胞の医療分野への活用のほか、バイオ技術を使った農作物の品種改良などを研究する。
徳島大は、同学部の研究施設や農場を石井町の県立農業大学校跡地に整備する。施設は来年4月から稼働する予定で、動物実験を通じて花粉症や糖尿病の治療薬、新しい医療機器の開発を進める。
現在の工学部を母体とする理工学部(昼間550人、夜間45人)は理工学科内に6コースを置き、自然科学と工学両方の知識を生かしたもの作りに取り組む。総合科学部(170人)は1学科4コースに再編して、地方創生やグローバル社会に対応した人材の育成を目指す。
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