美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタで28日夜、開館30周年記念イベント「カレッタ・ナイトミュージアム」が初めて開かれ、来館者が普段は見られない夜のウミガメの姿を観察した。
午後7~9時に開館。照明は足元のみで、来館者は懐中電灯を片手に館内を巡った。アカウミガメが活発に動く昼間と違い、水槽の底で動かずに休んでいる様子などを興味深そうに見入っていた。
1階にある大型画面「ウミガメビジョン」(50インチ)では、子ガメがふ化する様子を収めた貴重な映像を上映。今季ふ化したアカウミガメとアオウミガメの子ガメ計3匹も披露された。
近くの大浜海岸では、まもなくふ化を迎える巣穴も観察した。
家族3人で訪れていた日和佐小1年の明賀美優さん(7)は「夜は静かに泳ぐウミガメがいて楽しかった」と笑顔だった。
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