徳島県出身の作曲家森亮平さんが主宰する「森の室内合奏団」の演奏会(阿南市情報文化センター、徳島新聞社主催)が17日、阿南市羽ノ浦町のコスモホールであり、約150人が遊び心あふれるハーモニーを楽しんだ。
四国放送の番組「徳島新聞ニュース」のオープニングに使われるオイリアンテ序曲(ウェーバー作曲)のワンフレーズで幕を開けた。童謡をアレンジした「『クラリネットを壊しちゃった』の主題による小変奏曲」「中東の笛」など、森さんが作曲、編曲した楽曲を含む11演目を披露。演奏と組み合わせた朗読もあり、多彩な演出で来場者を魅了した。
演奏会は未就学児も入場できたため、子ども連れの家族もいた。4歳と1歳の男の子と訪れた中西晶子さん(33)=同市羽ノ浦町宮倉、会社員=は「子どもに生の演奏を聴かせられる貴重な機会になった」と話した。