スモールビジネスを考えるワークショップで意見を出し合う参加者=美馬市の脇町劇場オデオン座

 徳島新聞社と徳島大の連携プロジェクト・まちしごとファクトリーの実践型ワークショップ「スモールビジネス開発室」が28日、美馬市の脇町劇場オデオン座で始まった。県内外から地域活性化や起業に関心を持つ39人が参加。地域で仕事をつくりだすアイデアなどについて意見を交わした。

 開発室は座学形式の研究室(3回)と、ビジネスプランを具体的に組み立てる合宿(3回)からなり、この日は「まちしごとを考える」をテーマに研究室の初回が開かれた。
 
 兵庫県篠山市で古民家再生や店の誘致活動などに取り組んできた吉成佳泰さん(35)をゲストに迎え、脇町のうだつの町並みでカフェ兼産直店「フナトト」を営む田村圭介さん(38)が進行役を務めた。
 
 参加者は4グループに分かれ、実在する空き物件情報をもとに、どう活用できるかの計画づくりに挑戦。各グループから「藍染の体験施設」「川遊びの拠点」「カフェ」「1日1組限定の宿泊施設」「観光案内所」など多彩なアイデアが発表された。
 
 吉成さんは篠山での経験を踏まえながら「古民家を貸してもらえる流れをつくり、店が増え、客が集まり、商売が成り立つ。この流れが続くと町の力量もついてくる」と起業へのチャレンジにエールを送った。
 
 開発室は今後、9月25日の研究室、11月14・15日の合宿(いずれも参加者募集中)へと続き、起業を考える地域の担い手づくりを目指す。