3日、接近した台風7号の影響で風波ともに強くほとんどの渡船が休業していた。小アジなどがよく釣れている手近な波止場に夕方、足を運んでみたが、悪天候のため、釣り人の姿は全くなく、風の音だけがしていた。春に検出された貝毒の影響か居着いている魚種の食いが悪い状態が続いていたが、荒れが幸いして海の状況がよくなり、食いが上向くことを期待したい。コケが腐り始めていた各河川も増水して新ゴケが付きだすと、アユの姿はよく見えているので期待できそうだ。

 [波止]<小松島港>2日、南寄りの風が強く、波も高かった。赤アミを餌にサビキ仕掛けで16時すぎから3時間足らず、サオを出した2人は5~8センチのマメアジ105匹。18時すぎから食いがよくなり、2連3連と釣れだしたが餌がなくなり納竿した。

 <東沖洲>2日、5時すぎから3時間、サビキ仕掛けで5~8センチのマメアジ約150匹と25センチ前後のツバス2匹。別の数人も同型のマメアジを100~150匹。サビキは疑似餌のついていない4~6号のサビキ仕掛けが食いが良かった。同所周辺を同時刻、イガイを餌に落とし込み仕掛けで釣り歩いた人は35~45センチのチヌを6匹。防波堤際ギリギリに落とし込んだほうがアタリが多くあった。

 <粟津離岸堤>1日、南寄りの風が強かった。0番で早朝の3時間余りルアーでスズキを狙った人が50~65センチを3匹。

 [渓流]<祖谷川>1日、本流は増水し、濁りもきつく釣りにならなかったが上流の支流は濁りはほとんどなかった。夜明けすぎから6時間足らずイクラを餌に釣り歩いた人は21~29センチのアメゴ30匹。流れが速かったのでアユ用の3号のオモリをつけ、サシ餌を5~6個さして底近くをゆっくり流していくと良型のアタリが多かった。(県釣連盟報道部)