河川の美化活動の課題などを話すパネリスト=吉野川市の鴨島公民館江川わくわくホール

 河川の環境保護について理解を深める「日本三大河川シンポジウム2015 江川・吉野川の環境美化・保全の未来を考える」(NPO法人江川エコフレンド主催)が29日、吉野川市鴨島町の鴨島公民館江川わくわくホールで開かれた。兄弟縁組を結ぶ吉野川、利根川、筑後川の各流域で美化活動などを行う6団体の代表者が意見を交わし、約150人が耳を傾けた。

 パネル討論では、吉野川流域の江川で清掃などに取り組むエコフレンド(吉野川市)の岡田年弘理事長が、多くの地元中高生が活動に参加し、捨てられているごみが減ってきたことを説明。「中高生の家族も参加してくれれば活動はもっと広がる」と訴えた。

 利根川流域交流会(東京)の福成孝三会長は「上中下の各流域で問題意識が異なる。各流域の活動団体が共通の目標を定めることが大切だ」と強調。

 NPO法人筑後川流域連携倶楽部(福岡県)の駄田井正理事長は、河川周辺のホテルや土産物店などを利用して、情報発信や交流の拠点となる「川の駅」づくりを進めていることを紹介した。

 「四国三郎」の吉野川と「坂東太郎」の利根川、「筑紫次郎」の筑後川は日本三大暴れ川として知られ、2012年に兄弟縁組を結び流域団体が交流している。