つるぎ高校(つるぎ町)で2日、インターネット通販サイト大手ヤフー(東京)の担当者から、ネットショップの運営方法やマーケティングを学ぶ「デジタル人材育成プログラム」が始まった。12月まで同社のショッピングサイトに販売ページを開設。地元の特産品などを販売する。
県のキャリア教育事業「eとくしま高校生マルシェ」の一環で、地域ビジネス科1年の25人が全12回の講座を受ける。
初回の講師を務めたヤフー西日本営業部マネジャーの坂本大輔さん(44)は「商品の魅力とは、代替品がないこと。他の地域にない特徴を見つける必要がある」と説明した。
次回以降は、フィッシュカツや竹ちくわなど徳島の特産品の強みや歴史を調査・分析する。9月からは、美馬市の特産香味・みまからの関連5品を販売するショッピングサイトの制作や運営のほか、ネット広告を使った集客について学ぶ。
髙部雅さん(15)は「どう説明すれば商品をほしいと思ってもらえるか考えたい」と話した。