阿波踊りの輪に加わって楽しむ観光客ら＝大阪市内
大勢の観光客でにぎわう大阪・ミナミの道頓堀で３０日、阿波踊りイベントがあった。通りに響き渡る鉦や太鼓の音に、観光客は足を止めて見入った。
阿南市出身の落語家笑福亭学光さんが率いる阿波踊り連「はなしか連」など関西で活動する６連約１００人が出演。通りに面した広場にステージを設け、各連は趣向を凝らした演舞を披露したほか、観客も巻き込んで踊りの輪をつくった。
近年、大阪を訪れる外国人観光客が増えていることから、松竹芸能が「和」をテーマにしたイベントを企画。阿波踊りはその一環で、落語や和太鼓とともに日本文化の一つとして発信した。学光さんは「多くの外国人に阿波踊りの楽しさを伝えたい」と話した。
