戦没者をしのび献花する参列者=徳島市のあわぎんホール

 徳島県戦没者追悼式が31日、徳島市のあわぎんホールであり、遺族ら約800人が犠牲者の冥福を祈るとともに平和への誓いを新たにした。

 参列者全員が、日中戦争から太平洋戦争までの間に犠牲となった県関係者3万4195人をまつる祭壇に向かって黙とう。飯泉嘉門知事が「終戦70年を迎え、戦争の記憶を見つめ直し、次世代に語り継いでいかないといけない」と式辞を述べた。

 遺族の代表ら111人が白菊を献花した後、富田中3年の福壽美結さん(15)が戦死した曽祖父への思いをつづった作文を朗読した。

 ミャンマーで父親を亡くした阿南市大潟町の無職福長和子さん(74)は「父の記憶はないが今でも会いたい。家族を切り離す戦争は絶対にしてはいけない」と話した。

 追悼式は隔年で行われている。今年は開催年ではないが、戦後70年を機に特別に開いた。