四国霊場八十八カ所と全長1400キロの遍路道の世界遺産登録を目指す四国4県は1日、世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」があるスペイン・ガリシア州と協力協定を締結した。
州首相府で調印式があり、香川県の浜田恵造知事が4県を代表しアルベルト・ヌュネス・フェイホー首相と協定書を交わした。徳島県の熊谷幸三副知事も同席した。
調印式の後、記念シンポジウムが行われ、浜田知事と胡(えべす)光愛媛大法文学部教授がパネルトークで四国をPRした。シンポジウムは2015年度末に四国でも予定しており、ガリシア州の関係者を招いて相互交流を深める。
協定に基づき、4県はガリシア州から世界遺産登録実現に向けた助言や提言を得るとともに、文化・観光面での相互交流を深め国内外への情報発信につなげる。
4県は16年度中の世界遺産暫定リスト入りを目指している。
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