情報処理の国家試験「基本情報技術者試験」に、徳島科学技術高校と徳島商業高校(いずれも徳島市)、三好高校(三好市)の3年生4人が合格した。システムエンジニア(SE)やプログラマーの登竜門で、社会人を含めても合格率が26%という難関を突破した。

 合格したのは徳島科技の笠井優希君(18)西岡大助君(18)、徳島商の堤春樹君(17)、三好の山下智也君(17)。

 試験では、IT関連の実務能力やソフトウエア開発などに関する知識が問われる。4人は情報処理について学ぶ部活動の時間などに過去問題を解いたり、休み時間にスマートフォンのアプリを使って復習したりして試験に備えた。

 SEを目指す笠井君は「さらに知識と技術を高め、使った人に喜ばれるソフトウエアを作りたい」、ネットワークエンジニアが目標の西岡君は「合格を励みに、よりレベルの高い資格が取れるよう頑張る」と意欲を新たにしている。

 堤君はさまざまな分野の資格取得に挑戦しており、「就職活動に役立てば」と笑顔を見せる。山下君は「2年前に合格した先輩を目標に勉強に励んだ。大学入試に生かしたい」と喜んでいる。

 試験は4月に行われ、県内では高校生11人を含む101人が挑んだ結果、29人が合格した。