全日本サーフィン選手権・カフナ部門で3位入賞した武知さん=8月、千葉県いすみ市の太東海岸(武知さん提供)

 国内のアマチュアサーファー日本一を決める全日本サーフィン選手権・カフナ部門(59歳以上)で、阿南市桑野町の武知和一さん(61)=サーフショップ経営=が3位入賞した。武知さんは2013、14年も2位になっており、3年連続で表彰台に立った。

 選手権は8月25~30日、千葉県いすみ市の太東海岸で開かれ、全国各地の予選を勝ち抜いた男女982人が16部門で波乗りテクニックを競った。県内からは20人が出場したが、入賞は武知さんだけだった。

 カフナ部門には24人がエントリー。武知さんは手作りの専用ボードを持ち込み、並み居る国内トップアマに挑んだ。波の頂点でサーフボードを切り返す「オブザリップ」など、高度な技を次々と成功させ、高得点を獲得した。

 選手権には35年ほど前から出場しているが、入賞したのは現在のカフナ部門に移った13年が初めて。大会前にはホームグラウンドの阿南市辰巳海岸などで、波が小さくても技が披露できるよう、練習を積み重ねてきたという。

 武知さんは「昨年よりも順位が落ち、悔しい気持ちもある。しかし何歳になっても、誰にでも勝てるチャンスはあることを見せたかった」と真っ黒に日焼けした笑顔で話した。

 武知さんは20歳でサーフィンを始め、波と一体になる魅力に取りつかれた。26歳で脱サラし、阿南市に念願のサーフショップを開店。サーファーのイメージ向上のため、海岸の清掃奉仕や子ども向けのサーフィン教室にも取り組んでいる。長女の実波さん(21)=徳島大4年=は県内初の女性プロサーファーで、「阿南ふるさと大使」も務める。