7日の七夕を前に、県内各地で関連行事があり、子どもやお年寄りの笑顔があふれた。
つるぎ町 児童ら、浴衣姿でお点前
半田こども茶道教室が、同町貞光の道の駅・貞光ゆうゆう館で「七夕お茶会」を開き、来場者がかわいらしいお点前を楽しんだ。
教室に通う幼稚園から高校3年までの27人が参加。同館ギャラリーに設けられた茶席で、浴衣姿の子どもたちが、座り机の上でお茶をたてる「御園棚」を披露した。
貞光小6年の前田夏夢ちゃん(11)と平尾萌夏ちゃん(11)は「おいしいと言ってくれた」と話した。
北島町 難病の患者ら病状改善祈る
筋肉がまひする難病パーキンソン病の患者らが、同町北村の交流施設「ひなたぼっこの家(うち)」で、回復を願う七夕飾りを作った。
患者とその家族13人が参加。「病気に効く薬の開発が進みますように」「食欲が出ますように」といった願い事を短冊に記し、高さ約4メートルのササ2本に飾り付けた。
3年前から患っている徳島市北沖洲1の村澤信滋さん(81)は「元気になれるよう思いを込めた。病院や薬の情報交換ができる仲間ができてうれしい」と話した。
ひなたぼっこの家は夫(故人)がパーキンソン病を患っていた岡本マサルさん(82)が2000年に自宅を開放して開設。月1回程度、交流会を開いている。