JR四国がコスト削減のため、老朽化した駅舎を相次いで取り壊している。2014年度以降、四国4県の12駅が対象となり、そのうち徳島県内では最多の8駅で長年親しまれた駅舎が姿を消した。地元住民からは寂しがる声が上がっているが、同社は他の駅でも自治体と協議した上で取り壊しを進める方針だ…

 同社は14年ごろ、老朽化した木造駅舎の改築に向けて地元自治体と協議を始めた。方向性が定まった駅から古い駅舎を取り壊し、アルミ製の屋根と囲いだけの簡素な施設を設けた。いずれも数人から十数人が入れば満杯になるほどの広さしかない。ほとんどの駅ではトイレもなくした…