藍の葉を崩して積み上げる作業を繰り返す職人=上板町の佐藤阿波藍製造所

 藍染料のすくもをつくるため、藍の葉を寝床と呼ばれる作業所で発酵させる「寝せ込み」の作業が5日、上板町下六條の佐藤阿波藍製造所で始まった。

 寝床では、6月下旬から収穫して乾燥させた一番刈りの葉が高さ1・5メートルほどに積み上げられ、藍師佐藤好昭さん(52)ら職人5人が水を打ち、熊手で崩して再び積み上げる作業を繰り返した。今後は二番刈りの葉も加えて、5日ごとに水を打って混ぜ返す「切り返し」を続け、発酵を進める。12月にはすくもが完成する。

 佐藤さんによると、今年は雨が適度に降ったため葉の生育が順調で、例年より収穫量が2、3割多く、品質も上々という。佐藤さんは「葉の柔らかさ、色、匂いといった大切な要素がそろっている。色落ちしにくい良い染料になる」と話していた。