アイマスクをした要援護者役の人を誘導しながら避難する学生と地域住民=四国大

 徳島市応神町の四国大で5日、地域住民や学生ら約80人が津波の避難訓練や避難所生活の体験をした。同大学生ボランティア活動支援室が地域との交流などを目的に初めて行った。

 午後1時に南海トラフ巨大地震が発生したと想定。参加者は5~8人ずつに分かれ、アイマスクをした要援護者役の人を誘導しながら障害物が設けられた階段を通って同大中央棟の3階まで逃げた。この後、段ボールを使い、学生主導で避難所で必要となる個室やベッドを作った。

 中央棟は徳島市の津波避難ビルに指定されており、近くに住む主婦川野明美さん(49)幸薫(さちか)さん(11)親子は「実際に避難する建物で訓練できて安心感が増した」と話した。

 阪神大震災で被災したNPO法人さくらネットの河田のどかさん(28)の講演もあり、河田さんは快適な避難所づくりの重要性を訴えた。一部の参加者は模擬避難所で一夜を過ごし、6日も炊き出しなどを行う。