大雨で増水した吉野川=吉野川市川島町川島

氾濫危険水位に達した吉野川=6日午後2時ごろ、三好市の三三大橋

土砂崩れで通行止めとなった県道=6日午前10時ごろ、三好市池田町白地

放流量が増している池田ダム(独立行政法人水資源機構池田総合管理所ライブカメラより)

 活発化した前線が停滞している影響で、6日の徳島県内は暖かく湿った空気が流れ込み、各地で大雨となった。吉野川の池田観測所(三好市)では一時、氾濫危険水位を超え、三好市三野、井川両町全域、池田、山城両町の一部の計1816世帯に避難指示が出された。

 徳島地方気象台によると、6月28日午後8時の降り始めから7月6日午後4時までの総雨量は▽那賀町木頭出原1131・5ミリ(7月の総雨量の平年値379・8ミリ)▽三好市東祖谷京上875・5ミリ(336・3ミリ)▽上勝町福原旭776・5ミリ(364・2ミリ)-など。

 気象台は三好、阿南、神山、東みよしの4市町全域と、那賀町など5市町の一部に土砂災害警戒情報を発令。阿南市など5市町の1412世帯2852人に避難勧告、三好市、東みよし町など6市町の4875世帯1万1208人に避難準備情報が出されている。県のまとめでは、午後4時半時点で7市町の77世帯101人が公共施設に避難している。

 人的被害は報告されていないが、阿南市で床下浸水3戸が確認された。

 県教委によると、阿南、吉野川両市などの小中高校と特別支援学校計166校が臨時休校、14校が授業の開始を遅らせたり、終了時刻を早めたりした。

 四国電力徳島支店によると、6日午前10時以降、吉野川、美馬両市の計約300戸で停電が発生したが、同4時半までに全て復旧した。

 交通は、午後6時現在、高速道路の高知自動車道が大豊インターチェンジ(IC)~高知IC間で通行止め。神戸淡路鳴門自動車道の明石海峡大橋区間も通行止めが続いている。このため高速バスの京阪神線や高知線は運休となった。

 JRは、高徳線、徳島線、土讃線、牟岐線の全特急が運休しているほか、普通列車は高徳線が徳島~志度間、徳島線は鴨島~阿波池田間、牟岐線は阿南以南で終日運転を見合わせた。

 空の便は、羽田午前8時55分発徳島行きが、徳島空港付近が視界不良で着陸できず羽田へ引き返し欠航となった。このため折り返しの徳島午前10時50分発羽田行きが欠航。日本航空は東京、福岡両線で遅れが出ている便がある。

 南海フェリーは通常通り運航。

 県内は7日も大気の非常に不安定な状態が続き、昼過ぎにかけて大雨となる見込み。同日午後6時までの24時間雨量は多い所で北部300㍉、南部400㍉と予想されている。