木枠に水を流し、水流と洪水の関係を調べる参加者=阿南市細野町谷尻

 2014年と15年の台風による阿南市加茂谷地区の浸水被害について研究している住民グループが6日、ダムの放流を模型で再現する実験を同市細野町谷尻の民有地で行った。

 グループ代表の曽我井健一さん(64)=同市楠根町屋敷=ら加茂谷の住民や那賀町民5人が参加。加茂谷地区を流れる那賀川に見立てた長さ13・5メートルのL字型の木枠を地面に置いて水を流し、「流域」にどんな影響があるのか調べた。

 その結果、地形と放流時間が流域の水位に大きな影響を与えることが分かった。

 グループは今後、水量などを変えてデータを集めるとともに、模型を加茂谷の地形に近づけるなどして実験を重ねる。曽我井さんは「ダムの放流と水害の因果関係が分かれば、住民側でも備えができるし、水害対策についても住民目線から提言できる」と話した。