イタリアで開催中のミラノ国際博覧会(万博)の日本館で6日、徳島県主催のイベント「JAPAN BLUE 徳島!」が始まった。9日までの4日間、藍染やLED、県産食材を使った料理など徳島の魅力を発信し、外国人観光客の誘致や県産品の販路開拓につなげる。
日本館イベント広場でオープニングセレモニーがあり、熊谷幸三副知事や川端正義県議会議長らがテープカットした。
この後、元徳島プリンスホテル総料理長で「とくしまブランド特使」を務める齋藤喜嗣氏ら3人のシェフが、スダチやユズ、阿波尾鶏などを使ったイタリア料理を実演し、観光客らに振る舞った。
「ペンネのゆずみそ」を食べたミラノ市の女性(48)は「イタリアではなじみのない甘い味だけど、とてもおいしい」と笑顔。藍染やLEDの商品が展示された県ブースを見て「LEDは最新技術でイタリアより進んでいる。日本に行く機会があれば徳島を訪れてみたい」と話した。
会場ではこのほか、藍染のファッションショーや阿波木偶を使って無病息災や家内安全を祈る門付け芸「三番叟まわし」の上演なども行われた。