直木賞作家の井上荒野(あれの)さんが、「寂聴さんと私」と題して、徳島市の県立文学書道館でオンライン講演した。22日まで開かれている特別展「追悼 瀬戸内寂聴」の一環。父で作家の井上光晴さんと瀬戸内寂聴さんの不倫を描いた小説「あちらにいる鬼」を書いた荒野さんは「寂聴さんは本当に父のことを愛していたのだと思った。2人にとっての不倫はある意味、純愛だったのではないか」などと話した。講演要旨は次の通り。
私が初めて寂聴さんと会ったのは…
残り2121文字
直木賞作家の井上荒野(あれの)さんが、「寂聴さんと私」と題して、徳島市の県立文学書道館でオンライン講演した。22日まで開かれている特別展「追悼 瀬戸内寂聴」の一環。父で作家の井上光晴さんと瀬戸内寂聴さんの不倫を描いた小説「あちらにいる鬼」を書いた荒野さんは「寂聴さんは本当に父のことを愛していたのだと思った。2人にとっての不倫はある意味、純愛だったのではないか」などと話した。講演要旨は次の通り。
私が初めて寂聴さんと会ったのは…