阿南市吉井町の古民家に7日、IT企業の「ハノイ・アドバンスド・ラボ」(HAL、東京)が加茂谷事業所となるサテライトオフィス(SO)「屯(たむろ) はる」を開設した。開所式には同社社員や県、市の職員をはじめ、地元住民も駆け付け、総勢60人が阿南市初のSOの門出を祝った。
セレモニーでは佐藤道明代表取締役(49)が「加茂谷地区は自然が豊かで、エネルギーをもらえる。ITを使って加茂谷や阿南、徳島県の魅力を多くの人に伝えたい」とあいさつした。続いて、HALの社員が同社の事業内容として、企業向けのシステム開発やインターネットによる農産物の販売支援を行っていることを説明した。
式典後は、住民とHAL社員が一緒になって自由に意見を出し合う「ブレーンストーミング」と呼ばれる会議もあり、移住者を増やすためのアイデアを話し合った。
古民家をHALに紹介し、誘致の橋渡し役となった住民団体「加茂谷元気なまちづくり会」の山下和久会長(60)は「お互いに元気を与え合いながら、一緒に加茂谷を盛り上げていきたい」と話した。
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