徳島県は、山や川、公園などをフィールドに見立て、デジタルアートで彩る「LED・デジタルアートミュージアム構想」を推進する。実行委員会(委員長・飯泉嘉門知事)の初会合が7日、県庁であり、2016年2月をめどに第1弾となる常設のデジタルアート展示場を設置することを明らかにした。
構想は、LEDやICT(情報通信技術)などクリエーティブ関連企業の集積や、各地でのアートによる街づくりといった実績を融合して推進。県内の自然や施設を舞台にデジタルアートを制作し、徳島の魅力を県内外に発信する。
クリエーティブ人材の育成やインバウンド(訪日外国人旅行者)を含めた観光客誘致、科学技術への県民の意識向上にもつなげる。
展示場は原則常設とし、複数年をかけて段階的に整備する。設置場所は県内全域が対象だが、初年度は県東部を優先して取り組む。設置業者を企画提案方式で公募して10月に決定した後、11月から制作を始め、来年2月の公開を目指す。
構想ではこのほか、クリエイターらを対象に技術向上を図るワークショップや、小学校でのLED・デジタルアート体験授業も実施する。
デジタルアートに関して県は、徳島市出身の猪子寿之社長が率いるIT会社チームラボ(東京)と連携した展示会を3月にあすたむらんど徳島(板野町)で開くなど、魅力発信に力を入れている。
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