徳島県は7日、新型コロナウイルスに感染した10歳未満~70代の男女109人の詳細を発表した。感染者が100人を上回るのは16日ぶり。4月12~18日に発表した感染者の検体をゲノム解析した結果、オミクロン株の派生型「BA・2」の占める割合が58・3%と、初めて5割を上回った。

 BA・2は、24検体のうち14件から確認された。検体に占める割合は3月29日~4月4日が29・2%、5~11日が47・8%と徐々に高まっており、県内でも従来の「BA・1」からの置き換わりが進んでいる。

 阿南光高校(阿南市)で新たに生徒1人が陽性となり、関連クラスター(感染者集団)は計11人規模となった。

 学校関係では小学生18人、中学生7人、高校生6人、大学生5人、中学校教職員1人が感染した。未就学児も9人いた。

 軽症は100人で、無症状が9人。26人が入院しており、病床使用率は9・9%。重症者用はゼロだった。自宅療養者は388人。県内の感染者数は累計1万9218人となった。