午前6時20分に目覚ましをセットしたのに、10分ほど寝過ごしました

 ピピピピピッ。休日の午前6時20分、目覚まし時計が鳴りました。仕事が休みなのに、なぜ朝早くに起きるんだ、と思うかもしれません。理由は一つ。今から走るのです。

 4月から最低週1回、出勤前や休日の早朝に走っています。内臓を温めるためにさゆを飲む以外、基本は何も食べません。空腹なので体内脂肪を走るエネルギーに変えるため、ダイエット効果が高いとか。マラソンで通常、体内の糖質が切れる30キロ以降の「飢餓状態」で走る練習にもなるようです。ネット情報の受け売りですが。

 出勤前は10~12キロ、休日は15~20キロ走ります。寝起きで体の動きが鈍いので、ジョグ(気持ちよく走ることができるスピード)の1キロ5分ほどのペースです。

 さて、きょうはどの道を走ろうか。気まぐれな性格なので、その日の気分でコースを決めます。せっかくの休日、天気も良いので朝日に向かって小松海岸まで行くことにしました。

誰もいない吉野川堤防。阿波しらさぎ大橋の向こうに見えるのは吉野川サンライズ大橋

 日差しを全身に浴びて爽快な気分です。堤防上の道路に上がると目の前に阿波しらさぎ大橋、その奥に3月に開通した徳島南部自動車道・吉野川サンライズ大橋が見えます。しらさぎ大橋が朝日で輝いています。珍しく誰も走っていません。「わし専用コースみたい」。悦に入ります。

早朝の小松海岸。見渡す限り誰もいません

 40分ほどで小松海岸に到着。誰もおらんなー、と辺りを見渡します。いました。釣り人が1人。2分ほど見ていると、釣りざおがぎゅーんと曲がりました。60センチはあるスズキ(たぶん)を釣り上げました。「おっちゃん、ナイス!」。心の中でつぶやいてUターンしました。

 帰りは阿波しらさぎ大橋越しの眉山を眺めながら走ります。途中、2人のランナーとすれ違いました。軽く会釈してあいさつを交わします。「わしの方が早起き」。また悦に入ります。

 この日走った距離は約16キロ。何も食べていないため、ペースを上げていないのに最後の2キロは相当な疲労感がありました。

 シャワーを浴びた後、すぐにプロテインと朝カレーを食べ、筋肉にエネルギーを補給。栄養が全身に染み渡る感じです。まだ午前8時半すぎ。休日なので家族は寝ています。「起きているのわしだけ」。またまた悦に入ります。一日が長く感じていい気分です。早起きは三文の徳とはよく言ったものです。

 早朝ランですが、良いことずくめでお勧めです。師匠の(矢)ようにゆるーく走ってもトレーニング効果は大きいでしょう。ただ一つだけ欠点があります。というか、乗り越えなければいけない大きな壁があるのです。

 とにかく眠いzzz。

 気持ち良い布団から出られるかが勝負の分かれ目です。ちなみに私の場合、勝ち負けは半々といったところでしょうか。まだまだ修行が足りません。(新居和人)

 矢田諭史(やた・さとし)
 12年のとくしまマラソンに初出場。自己ベストは3時間44分(19年のとくしまマラソン)。47都道府県の大会で完走するのが目標。

 新居和人(にい・かずと)
 17年のとくしまマラソンに初出場。自己ベストは3時間7分(19年加古川マラソン)。今季の目標はサブ3。走り始めてから26キロの減量に成功した。

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