徳島県は8日、大気汚染防止法に基づき、2014年度の大気測定結果を公表した。微小粒子状物質(PM2・5)が、調査地点10カ所のうち美馬、鳴門、三好、阿南各市の4カ所で環境基準を満たさなかった。
調査は徳島、阿南、美馬、三好、美波の5市町に、14年度から鳴門、吉野川、神山、那賀、北島の5市町を加えた。13年度は調査した5カ所全てで基準を超えていた。
環境基準を満たすには、1立方メートル当たり年平均15マイクログラム以下(長期基準)と1日平均35マイクログラム以下(短期基準)の両方をクリアしなければならない。
14年度の調査結果は≪別表≫の通り。日平均で最も数値が高かったのは5月31日に徳島で測定された54・7マイクログラム。次いで同日に阿南で測定された54・4マイクログラムだった。いずれも黄砂の影響とみられる。
県は水質汚濁防止法に基づき、公共用水域(河川26、海域11水域)と地下水(22市町村の51地点)の調査結果も公表。公共用水域は全地点で環境基準をクリアした。地下水は鳴門市里浦町の1地点で、硝酸性窒素および亜硝酸性窒素が基準(1リットル当たり10ミリグラム)を上回る29ミリグラム測定され、飲料用にしないよう指導した。
トップニュース
Sports
スポーツ
Culture&LifeStyle
カルチャー&ライフスタイル