全日空が2015年末から16年初めにかけて、徳島阿波おどり空港とハワイ・ホノルル国際空港間でチャーター便の運航を計画していることが9日、分かった。同社が10年に徳島-羽田線に再参入してから5年がたつのを記念したもので、徳島空港発着の海外チャーター便は13年12月の台湾便以来となる。

 計画では、12月30日に徳島を出発し、帰りは1月3日にホノルルを出発する日程で調整しているもよう。機種はボーイング767-300ER型(202席)を予定しているとみられる。

 全日空は10年10月末、徳島空港に再参入。現在は東京(羽田)線を毎日5往復運航しているが、10月25日からのダイヤ改正で4往復に減便することを決めている。

 徳島空港での国際チャーター便就航は、国内線の便数増加に伴い困難になっている。税関や出入国審査など必要な設備もないため、県はボーディングブリッジ(搭乗橋)の増設を柱とした空港の再整備計画を進めている。