気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)は10日、四国地方の梅雨入りが平年並みの6月上旬になるとの予想を発表した。
ウェザーニューズによると、5月下旬から6月中旬にかけて梅雨前線が本州付近まで北上し、九州から東北まで順に梅雨入りするとみられる。沖縄地方は過去10年で最も早い5月4日に梅雨入りが発表されたが、鹿児島県の奄美地方から東北地方にかけての梅雨入りは平年並みとなる見込み。
四国地方の梅雨明けは平年より早い7月中旬の見込み。6月下旬から7月上旬にかけては大雨への警戒が必要だ。総雨量は平年並み。
昨年の四国地方の梅雨入りは5月12日で、1951年の統計開始以来、最も早かった。5月中旬に太平洋高気圧の勢力が強まり、前線の北上が早まったのが要因とされる。