徳島県は12日、新型コロナウイルスに感染した10歳未満~90代の男女139人の詳細を発表した。100人を上回るのは6日連続。県立三好病院(三好市)で医師1人が感染し、診療や救急受け入れを制限している。事業所1カ所でクラスター(感染者集団)が発生した。
三好病院では11日夜、整形外科の医師1人の感染が分かった。同科では12日から救急受け入れを停止し、新規の入院受け入れも延期した。外来は予約患者に限り対応している。同科以外の診療は通常通り。
事業所のクラスターでは、職場や寮で接触のあった職員6人が感染した。これまでに判明したクラスターでは県鳴門病院(鳴門市)で患者と職員の計2人が新たに感染し、計21人の規模となった。徳島商業高校(徳島市)では同じ運動部の生徒2人と家族2人が、9日に認定された小学校関連では児童1人と家族1人がそれぞれ感染した。
学校関係の感染者は小学生11人、中学生9人、高校生12人、大学生7人、大学院生2人、小学校教職員2人。未就学児も10人いた。
123人が軽症、16人が無症状。38人が入院しており、病床使用率は14・4%、重症者用はゼロだった。769人が自宅療養している。県内の感染者は累計1万9914人となった。