近代詩文の書道グループ「幽の会」の第15回書展が13日、徳島市シビックセンターで始まった。昨年11月に99歳で亡くなった同市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんをテーマにした作品などが展示されている。15日まで。

 県内女性書家の第一人者として活躍した久保幽香さん(1930~99年)の門下生13人が25点を出品。全員の合同作品では「美は乱調にあり」「夏の終り」といった寂聴さんの著作のタイトルを色とりどりの和紙や画用紙に記し壁一面に飾っている。