徳島県内の新型コロナウイルス感染者が2万人を超え、県民のおよそ36人に1人が感染した計算となった。オミクロン株がもたらした流行「第6波」では感染者が急増したものの重症化リスクは低下し、「過剰に恐れる必要はない」との認識が広がりつつある。ただ、ゴールデンウイーク(GW)後半以降の感染者数にはリバウンドの兆候もみられ、県感染症対策課は引き続き警戒を呼び掛けている。

 第6波によって感染が急拡大した今、感染者の個人情報やデマが交流サイト(SNS)上で飛び交う、かつてのような混乱は少なくなった。軽症や無症状が大半を占め、3年ぶりに行動制限のないGWを迎えたこともあって、警戒感は薄れてきた。

 2月に感染した県内の30代男性は10日ほど療養し、職場に復帰した…