京都大防災研究所斜面災害研究センターは、三好市内の地すべり地や活断層、地すべり観測所を巡るツアーを10月17日に行う。全国にある同大の教育研究施設を紹介する「京大ウィークス」の一環で、参加者を募集している。

 地中の結晶片岩が幅300メートル、長さ1キロにわたって地すべりを起こしている西日本有数の規模の西井川地すべり(井川町)を訪れ、同大が設置している観測機器や地形を見学。ボーリングで採取した結晶片岩を同大の徳島地すべり観測所(池田町)で観察する。中央構造線活断層の断層面が見える露頭(三野町)も見学する。観測所の一般公開は初。

 午前9時から午後3時まで。集合場所は観測所だが駐車できないため、午前8時45分に阿波池田駅を出発する送迎バスを用意する。参加無料で定員は30人(小学生以上、先着順)。弁当や雨具は持参する。氏名、年齢、性別、送迎バス利用の有無を書いてメール<wanggh@landslide.dpri.kyoto-u.ac.jp>か電話<0774(38)4115>で申し込む。