ジャパンパレードで乱舞する「ニューヨーク連」の踊り手=14日、米ニューヨーク(西谷さん提供)

ジャパンパレードで乱舞するニューヨーク連の踊り手=14日、米ニューヨーク(西谷さん提供)

 米ニューヨークの徳島県人会員らでつくる阿波踊り連「ニューヨーク連」(濱田裕子連長)が、14日に現地のセントラルパーク西側の大通りで開かれた「ジャパンパレード」に出演し、熱気あふれる乱舞を披露した。新型コロナウイルスの影響でイベント出演はほぼ3年ぶり。踊り手も観客も大いに盛り上がり、連員は「本場の徳島でも踊りたい」と声を弾ませる。

 ニューヨーク連の約50人が参加。華やかな浴衣姿の踊り手は「ヤットサー、ヤットヤット」の掛け声に合わせ、エネルギッシュな男踊りや女踊りを繰り広げながら大通りを練り歩いた。沿道のニューヨーカーは目の前の乱舞に大喜びで、写真を撮ったり盛んに拍手を送ったりしてにぎわった。

 県人会会長で初代連長の西谷尚武さん(79)=美波町出身、ニュージャージー州在住=によると、ニューヨーク連は2019年4月に発足。しかし、新型コロナの感染拡大で1年後には各種イベントがなくなり、週1回の練習もオンラインで行うようになった。今年3月に本格的な練習を再開し、パレードに向けて稽古に励んできた。

 西谷さんは「以前の日常が戻ってきており、久々の野外イベントで踊り手も観客も『阿呆(あほう)』になれた。阿波踊りの魅力は十分に伝わったと思う。徳島にもニューヨーク連でぜひ踊り込みたい」と話した。

 パレードは、日本の伝統芸能や文化を紹介しながら行進する初めての催し。日本企業の駐在員や日系人、地元住民らが花笠音頭、よさこい踊り、和太鼓演奏などのパフォーマンスで会場を沸かせた。