東京証券取引所などに上場する地方銀行・グループ77社の2022年3月期決算が16日、出そろった。黒字に転換した3社を含め、全体の8割を超える65社の純利益が前期から増えた。新型コロナ禍を受けた政府の資金繰り支援で融資先の倒産が減り、貸し倒れに備える「与信関係費用」が少なくなったことが貢献した。ただ米国の利上げで保有する外国債の価格が下落し、含み損が生じる銀行が目立った。

 77社の純損益の合計は前期から約1700億円増の約8400億円。仙台銀行(仙台市)ときらやか銀行(山形市)を傘下に置くじもとHDと、いずれも福島市の東邦銀行と福島銀行が黒字転換した。